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私たちの
視点と強み

人が動く、社会が動く、心が動く。

近年、多様化が加速する人の“移動”のあり方。その姿を近畿日本ツーリストはどう見据え、そして、どう応えていこうとしているのか。私たちの視点と強みをお伝えします。

私たち視点

アフターコロナで回復する
インバウンド需要、
だが、その様相はコロナ前
とは
大きく異なる

コロナ過を経たいま、2019年以上に訪日インバウンド市場が急成長。多くの外国人旅行者が日本を訪れています。以前は東京・京都・大阪といったメジャーな観光スポットを訪れる方が多く、また爆買いといったモノ消費の大きさも目立っていました。
しかし昨今では、円安の影響もあって消費単価が大幅に上がっていますが、以前のようなモノ消費から、「この場所でしかできない特別な体験をしたい」といったコト消費へと志向が変化してきています。さらには、「東京から富士山に行き、次は金沢へ」など、従来とは異なる周遊ルートへの希望も増加傾向に。そのため、さまざまな地域がインバウンド需要の恩恵を享受できる可能性が高まってきています。

人の“移動”が変われば、
求められる“受入先”も変わる。
だが、各地域単位でその環境を
整備することは容易ではない。

ISSUE.01

局地的に観光客が集中するオーバーツーリズムが、
人手不足のタクシー業界に大きな負荷を

行楽シーズンの京都や冬季のニセコなど、局地的に観光客が急増するオーバーツーリズム。交通インフラが混雑して観光客の不満が溜まる一方で、地域住民の暮らしにも大きな支障をきたしています。そこで、輸送力増強のために、観光客向けの乗合タクシーの導入や、タクシー不足に対応する緊急措置など、政府もさまざまな対策を打ち出しています。しかし、タクシー業界の人手不足は以前から顕在化している課題でもあり、その解消は決して容易ではありません。また、今後は新たな地域に多くの人が押し寄せることも、大いにありえるでしょう。その際、人のスムーズな移動をどう実現させていくかは、非常に重要なテーマです。

ISSUE.02

世界から新たに注目されることは望ましいが、
受入環境の整備が未来への明暗を分ける

毎年、ニューヨーク・タイムズ紙が世界中から選ぶ「行くべき旅行先」として、2024年には山口市が3番目に取り上げられました。2023年には盛岡市が2番目に選ばれて外国人観光客が急増したため、今後、山口市にも多くの観光客が訪れることが想定されます。そのため、山口市としても、多言語対応やキャッシュレス決済の整備など、新たな取り組みを発表。しかし、これから観光客が増えるにつれて、飲食や宿泊、観光コンテンツの造成なども、次の課題として浮上してくるでしょう。訪れた人びとが満足し、その評価がさらに新たな人を呼び込む。そうした持続的な効果を生み出すために、充実した受入環境の整備は必要不可欠です。

地域の活性化は、
一時のブームだけでは不十分。
では、人びとが継続して訪れるために、
私たちができることとは。

私たち強み

団体旅行から個人旅行まで
すべてを手がけることで、
「総合旅行会社」として
幅広いノウハウを蓄積

人びとを誘客するための「企画立案力」、地域と目線を合わせて構想する「共創力」、そして安心・安全な旅行を実現する「信頼性」など、高品質な旅行サービスを提供するためには、さまざまな要素が重要となります。近畿日本ツーリストは多種多様な旅行を長年にわたって手がけてきたことで、豊富なノウハウを培ってきました。

POINT.01

あらゆる旅行需要に応える
企画立案力

旅行のジャンル自体が多いのはもちろん、一つのジャンルの旅行においても、さまざまな企画が求められます。たとえば教育旅行を見てみても、その切り口は実に多彩。学校の数だけ可能性はあり、かつ時代背景に応じて新たな企画が次々と生まれていきます。

■ 教育旅行での一例

  • SDGsを学ぶ
    教育コンテンツ
  • パラスポーツ
    体験プログラム
  • 心の
    バリアフリー
    コンテンツ
  • グローバル人材
    育成事業
  • 海外進学
    サポート事業
  • 部活動応援・
    サポート
    サービス
POINT.02

それぞれの地域と
目線を合わせた共創力

地域と目線を合わせて伴走するために欠かせないのが、地域の人びととの距離の近さ。北海道から鹿児島まで(※)日本全国で展開する近畿日本ツーリストでは、それぞれのエリアの担当者が日々、各地域と協力しながら、あるべき未来を構想しています。

※沖縄エリアはグループ会社の「近畿日本ツーリスト沖縄」が担当しています。

■ 数字で見る近畿日本ツーリスト

営業拠点数

127

社員数

1,781

※2023年10月時点

■ 地域共創事業における新たな取り組み

ナイトタイムエコノミー

地域活性のために、観光消費拡⼤につながることから注⽬されている「ナイトタイムエコノミー」。近畿⽇本ツーリストでは、彦根市から運営管理を受託している国宝・彦根城において、デジタルアートで彩る期間限定の夜間拝観イベント開催に協⼒しています。

POINT.03

長年にわたる歴史のなかで
培った信頼性

前身である日本ツーリストの創業から、70年以上の歴史を持つ近畿日本ツーリスト。設立以来、顧客視点を常に重視し、新しいサービスの創出はもとより、旅行当日の最適なオペレーションも徹底してきました。そうした信頼性の担保が、事業拡大の源泉となっています。

■ 業界のパイオニアとして培った
数々の実績

1949年に日本で初めて修学旅行の専用列車を走らせるなど、近畿日本ツーリストは創業間もない頃から、業界のパイオニアとして新たな旅行のあり方を追求し続けてきました。

■ 高品質な添乗やアフターフォロー

近畿日本ツーリストでは一人の担当者が企画から添乗、そしてアフターフォローまで一貫して担うことで、先回りした配慮や臨機応変な対応を実現し、顧客満足を追求しています。

“人の移動”は多様化の一途をたどり、
その手配に求められることも
高度化する一方だ。
だからこそ、私たちの総合力が
ますます重要となっていく。