第3回「JATA SDGsアワード」にて
最上位の『大賞』を受賞!
~「温泉を楽しみたい」をあきらめない!オストメイトのための温泉日帰りツアー~
近畿日本ツーリスト株式会社
近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都新宿区、社長:永﨑 安基)は、一般社団法人 日本旅行業協会(以下、JATA)が主催する「第3回 JATA SDGsアワード」において、『「温泉を楽しみたい」をあきらめない!オストメイトのための温泉日帰りツアー』、が全57件の応募の中から最上位の大賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

第3回「JATA SDGsアワード」表彰式の様子
受賞内容
大賞・優秀賞(社会経済部門)
テーマ:「温泉を楽しみたい」をあきらめない!オストメイトのための温泉日帰りツアー
~障害者差別解消法の改正施行をきっかけに、誰もが旅を楽しめる社会の実現を目指して~
取組み概要
本取組みはオストメイトと言われる、様々な病気や事故等により、お腹に排泄のための人工肛門・人工膀胱を造設した方と、そのご家族を対象にした温泉入浴体験ツアーです。
今回は、「障害者差別解消法」の改正が施行された2024年4月1日、障害の中でも内部障害者の旅行環境を改善することを目的に、メディアの方もお連れしてツアーを実施しました。「バスや飛行機などの長時間移動の際に便の臭いや漏れが気になる」、「温泉入浴したいけれど周囲の目が気になる」等、外出に不安や悩みを抱える方に対し、安心して旅を楽しむためのきっかけ作りとして、関係機関の方々と協働して実現しました。
ご参加者さまには本ツアーにおいて「ホテルの大浴場で、目隠しシールを使用した気兼ねない温泉入浴体験」や、「ストーマ装具の製造工程見学と耐久性実験体験を通して生産者と利用者の交流」、「災害時の対応や備えについての講義」、「バス車内でご参加者さま同士の情報交換や悩みの共有・コミュニティ形成」を行っていただきました。
障害者の中でも、内部障害、精神障害、発達障害など、見た目ではわかりにくい方への理解は、まだ遅れているのが現状です。この改正法の施行に伴い社会の理解が広く進むきっかけとなるよう、内部障害者が抱える不安や悩みを解消するだけでなく、受入機関に対しても理解を促す活動を行い、業界全体の理解促進につなげてまいります。
JATAより評価コメント
ストーマ装具メーカーとホテルの協力でオストメイトの温泉ツアーを実現し、「誰一人取り残さない」社会の実現に貢献する画期的な取組みです。困難な状況にある方々の旅行機会を創出し、当事者同士の共感を生み出すだけでなく、プラスαの創意工夫で関連企業を巻き込み知識向上と理解促進を図っている点は秀逸であり、積極的なメディア発信により社会的認知の向上にも貢献しています。
KNT-CTグループ内ほか受賞作品一覧
優秀賞(環境部門):クラブツーリズム㈱
中山間地の村をリジェネラティブ・ツーリズムでファンづくり!
「旅するいきもの大学校!第1期〜長野県生坂村〜」
特別賞(社会経済部門):クラブツーリズム㈱
異業種との連携による地域コミュニティへの支援
奨励賞(社会経済部門):近畿日本ツーリスト㈱
バリアフリー旅仲間・海外旅行シリーズ
マヤ遺跡群探訪チチェンイッツアとティオティワカン・メキシコ世界遺産紀行8日間
当社グループから大賞、優秀賞を含んだ4作品が受賞いたしました。企画や催行した担当者だけでなく「JATA SDGs アワード」へのエントリーを支援したメンバーも含め、チーム一丸となった成果だと捉えています。
JATA SDGsアワードとは
JATA正会員を対象に、持続可能な開発目標(以下、SDGs)達成に向けた優れた取組みを表彰する活動です。表彰部門は「経営部門」「社会経済部門」「文化部門」「環境部門」の4部門から構成され、表彰内容は「大賞(優秀賞より1件)」「優秀賞(部門毎で1件)」「特別賞(部門毎で1件)」「奨励賞(部門毎で件数制限なし)」となっています。
KNT-CTグループは持続可能な社会の姿を実現するために、これからも当社グループのサステナビリティに関する3つのマテリアリティ(重要課題)である、「観光を通じた価値の提供」「責任ある企業活動」「社会との共生・イノベーション」に積極的に取り組んでまいります。
本件に関する報道関係者様のお問合せ先
KNT-CTホールディングス株式会社 総務CSR部 Tel : 03-5325-8547
〔近畿日本ツーリスト㈱およびクラブツーリズム㈱は、KNT-CTホールディングスのグループ会社です〕