SDGs探究マップ「京都・奈良」発売
~いにしえの都の歴史と地理をSDGs視点で学ぶ修学旅行~
近畿日本ツーリスト株式会社
株式会社近畿日本ツーリスト首都圏(本社:東京都新宿区 取締役社長:大原 浩、以下 近畿日本ツーリスト)は、日本初のSDGs地図教材となる『SDGs 探究マップ』(企画・制作:内外地図)の制作に協力し、本年3月に発売した「沖縄」に続き、第2弾としてSDGs探究マップ「京都・奈良」の販売をこのほど開始いたしました。
令和2(2020)年度から本格実施が始まった新学習指導要領において「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたことなどを背景に、全国の学校でSDGs(持続可能な開発目標)を学べる教育プログラムに注目が集まっています。
この『SDGs探究マップ』は、近畿日本ツーリストが長年携わった教育旅行の経験を生かし、修学旅行での活用を目的として企画されました。通常の観光スポットの解説に加えSDGsの要素を解説したコメントが掲載されています。これによりSDGsの示す17の開発目標のうち、どのスポットがどの目標に該当し、それが地図上でどこにあるか具体的に照合でき、事前学習で学んだスポットを実際に訪問することで、SDGsを身近に引き寄せる旅体験が可能となります。
SDGs探究マップ「京都・奈良」のもたらす学習的効果
(1)歴史をSDGsに当てはめて考える
主に首都圏などの中学校、高校の定番の修学旅行先である京都・奈良エリアは、日本を代表する寺社・仏閣などの歴史建造物も多く、いにしえから続く歴史教材がたくさん存在しています。今回発売するSDGs探究マップ「京都・奈良」では、それらの文化財などをSDGsのものさしに当てはめ、その歴史建造物等が当時どのような役割を果たしていたのか、という観点でも編集されています。いにしえの都においても人々が持続可能な社会づくりの視点を持ち合わせていたことが学習できます。
(2)地理をベースにした包括的な学び
2022年度からは学習指導要領の改訂により高校において「地理・総合」が必履修科目となります。SDGs探究マップ「京都・奈良」では京都・奈良の地理をつかみながら、3つの層(レイヤー):(基層)飛鳥・奈良・平安、(中層)秀吉から江戸末期まで、(表層)近代都市への変貌、の各層を貫いて産業・環境保全・和文化・町づくりなど様々な切り口から「重ねて」考えることで、地理をベースに包括的に物事をみる能力を身につけることができます。各観光スポットにSDGs探究マップを用いて学習や訪問することで、解説を聞くだけの受け身の学習から生徒自身が課題意識を抱いて探究する学習が可能となります。
(3)事後学習ではポートフォリオを完成させ、探究を深める
修学旅行後の事後学習では、修学旅行中に得た「気づき」などをSDGs 探究マップとセットになっている「ワークブック」にまとめ、完成させます。ポートフォリオ上にアウトプットすることで、さらなる「気づき」を得ることができ、またそれらが日常の世界へつながり、「自分ごと」としていくことでSDGsへの探究が深まります。
〔SDGs探究マップ「京都・奈良」概要〕
内容 |
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料金 | 1セット 税込1,980円(解説書5部付き) |
購入方法 | 最寄りの近畿日本ツーリスト(教育旅行担当)を通じてご提供 |
問合せ | TEL:03-6863-0341 E-mail:orimo170132@mb.knt.co.jp (近畿日本ツーリスト首都圏 団体旅行部 SDGsマップ担当) |
(3)事後学習ではポートフォリオを完成させ、探究を深める
【活用例のご紹介】班別自主行動には「旅ともプラス」ライト版!
コロナ禍で分散型行動の観光が求められている中、近畿日本ツーリストでは当社独自の教育旅行支援システム「旅ともプラス」(※1)の班別自主行動に特化したライト版と『SDGs探究マップ「京都・奈良」』を併用しての利用を推奨しています。
※1旅ともプラス参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000764.000001864.html
(ご参考)内外地図
KNT-CTホールディングスグループの近畿日本ツーリスト各社は、「世界中の人々の夢と感動のため、私たちは常にチャレンジします」をビジョンに掲げ、学校行事である修学旅行において、質の高い教育に寄与する旅行やプログラムの企画・提案をしてまいりました。今後も、“旅”を通じて社会課題の解決を図り、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成およびサスティナブルな社会の実現に向けて貢献していまいります。
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